「暗闇に目が慣れる」と言いますが、正確には目の何が“慣れる”のですか?
視神経?脳の視覚を司る部分?
その現象を「暗順応」といいます。
瞳孔の反応とはまた、別の現象です。
暗いところでは網膜にある視細胞のうち「桿体細胞」が主に働きます。
暗いところに入ると、桿体細胞の中でビタミンAなどが、ロドプシンと
いわれる物質に変化し、桿体細胞の感度を上げます。
これが暗順応です。
逆に明るいところに出ると、ロドプシンが分解されて、
桿体細胞の感度が低下し、今度は今ひとつの視細胞である「錐体細胞」が
主に働くようになります。これを「明順応」といいます。
なお、
桿体細胞は光の明暗に敏感で、
錐体細胞は色に敏感です。
だから、暗いところでは色がわかりにくくなります。
結局のところ網膜の視細胞が”暗闇に慣れる”といえるでしょうね。
ちなみに、ビタミンAが欠乏する夜盲症(いわゆるとり目)では
ロドプシンが出来なくて、桿体細胞の感度が上がらず、
暗いところでの視力が落ちます。
確かに、瞳孔が開き集光率が上がります。余談ですが、円錘細胞と棒細胞というのがあって、前者は明るいときに働いて、後者は暗いところで働きます。暗がりでほのかな光を見るとき、例えば夜空の星を見るとき、視野の中心から離れたところ、要するに焦点外の星って異常に明るく感じて、でもその星を見ようとすると光が弱く良く見えないことってありません??焦点の外で働いているのが棒細胞だったと思います。
http://db.gakken.co.jp/jiten/ha/521820.htm
瞳孔(光の取り込み)の問題だと思います。突然暗闇にはいると瞳孔の拡大が間に合わず、見えづらくなるのでは。ま、視神経の問題でしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿