septpusさん
知恵袋を見ていると、牛乳はからだに良くない(子宮癌になる)やサプリメントは飲んでもお金の無駄(健康被害の元凶)等々書いていますが、
そんなにも良くないものなのですか?
不安を煽る回答も見かけますが、そんなに良くないなら厚生労働省が規制するはずですが…どうかご指導下さい!
◆毎日
・牛乳400cc(美味しいので)
・DHA330mg(集中力持続)
・コラーゲン5000mg
(美容)
◆生理前(気分が落ち込むので)
・セントジョーンズワート
◆時々
・COQ10(美容)
あとピクノジェノール(集中力と美容の為)飲もうか迷ってます。
何れも大手メーカーのものです。
コラーゲンは効いてる気がします。実際は薬で代用したほうがよいものもあるんですか?よろしくお願い致します。
ご指名ありがとうございます。どの程度良い回答ができるかはわかりませんが、知る限りは書かせていただきます。
牛乳は、牛の物なので人にはよくない。骨が強くなるどころか逆もろくなる、など様々な噂は有りますがそれ以上はわかっていません。
信用できるデータがないというのが実情なのです。
ただ、明確な発癌物質が有るとは聞いたことないですし、ラクトース不耐症という、お腹を壊す要因もありますが、それがないなら毎日400cc飲むぐらい気にしなくても良いと思います。地域によっては普通にやられていることですし。
DHAは頭がよくなると有名ですが、実際成人においては99%以上関係が有りません。
DHAは乳児において脳を形成する際に関与するものです。なので乳児期には関係が有ると言われています。
「だったら乳児期に飲んだらいい」と思われるかもしれませんが、実際粉ミルクの中に配合されているようです。
まあ、成人でもDHAには動脈硬化を予防することが知られています。なので、過剰に取らない限り損にならないでしょう。
コラーゲンは……うちの大学のゲノム医学の教授は疑似科学と言い、生化学の教授は「100%否定はできんけど、まあ意味ないやろね」と言いました。実際多くの生徒もそれに賛同していますし、こちらも同意見です。
コラーゲンというのはタンパク質の一種です。なので、胃液で分解されるんですよね。なので、一旦コラーゲンがアミノ酸となり、それから吸収されるのです。なので、肌に作用しません。「材料があれば体内で合成されやすくなるんじゃないの?」と考えた同級生も居ましたが、5gでそれほど変わるとは思えませんし、過剰なアミノ酸は肝臓で代謝されるので、その線も薄いと思います。
効果があると言われる方は「プラシーボ効果」が原因ではないかと言われています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC%E...
セントジョーンズワートは医学的には悪名名高いです。
有効でないというデータがあるのもそうですが、厄介なことに、これは他の薬と相互作用しやすいのです。
市販の薬と相互作用して副作用を増悪することもありますが、病院の患者がこっそりこれを飲んでいて、薬の副作用が大きくなり、死に至ったということもあります。これに限らず、漢方系など、西洋医学系の薬以外は同様のことを引き起こすことが多く、西洋医学と他の医療の相性が悪い要因になっています。
効果は実際わかりませんが、たとえ市販薬であっても他の薬と併用するのはやめた方がいいです。
ピクノジェノールは知らないので見てみましたが、これはまずいです。
ビタミンEが入っていますね。ビタミンEはこういった薬剤で過剰に摂取すると著名に癌全般の発生率が上がります。食物からなら濃度が低いので大丈夫なんですが、こういったサプリメント系でやるとまずいです。規制がかかってないのは食物の延長だからでしょうけど、避けた方がよいです。ビタミンの中でもビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKが入っているものはリスクが高いのでサプリメントでは買わないようにしてください。
あとはCoQ10も含めてサプリメント全般ですが、基本的に効果は有りません。
こういったサプリメントが必要になってくるのは「欠乏症」の時だけです。こちらが親しくしているドクターの意見では「妊娠時の葉酸だけは摂取する価値がある」だそうですが、他は基本的に意味はないです。サプリメント業界の9割(多分もっと多い)は詐欺だと思っています。ただ、逆に言うなら1割(多分もっと少ない)は必要だから怖いんですよね。
全員にとって必要なわけではないですが、例えば白血病で貧血を起こしている人が鉄剤のサプリメントを飲んでも意味ないですが、鉄欠乏性貧血の人が鉄剤のサプリメントを飲んだら効果があるのです。まあ、コラーゲンやブルーベリーなど、必要な人が皆無な、全く効果が無いものも有りますけどね。
でも、今の時代の日本、かなり食生活は恵まれており、こういったものが欠乏するのは稀なのが現状です。
多飲多尿があったり、野菜を食べないとか、偏食が目立つなら欠乏症が起こる可能性は有りますが、そうでないなら基本的に意味が無いと思っていいと思います。害になるものも少数ですがあります。先に挙げた以外のビタミンは基本的に尿で出ますから危険は少ないですが、ミネラル系は過剰摂取すると毒になることも有ります。
そして漢方などは他の薬剤との併用は危険です。
あまりにもそれが著名なものはさすがに規制されていますが、グレーゾーンのものもありますからね。
それ自体に害はないということで規制を免れているものも有ります。グレープフルーツなんかでも副作用が強く出ることは有名ですしね。規制したらキリがないので。
正確な知識が有るならいいのですが、そうでないなら迂闊にサプリメントを使うのは危険と思って問題ないでしょう。
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